RugbySensor 2007 ソフト仕様 本文へジャンプ
本ペ
システム要求設計
システムの概要仕様書を書きに示す。 電池を装着後は,スタンバイモードの周辺機器が動き始めて、通信による動作仕様の検証ならびに、動作確認を実施する。

上記で、電池を取り外したデバイスは,ストップ状態へなる。
 

センサーソフト要求仕様 
ラグビーセンサ本体の機能仕様を表す。 ユーザ使用からこの機能はセンサを扱うことや、運用する上で認識しておくべき内容であり,保障され得る動作で、かつ見える機能である。

外部からの通信機能によりセンサとのコミュニケーションが実施され、動作は,LEDのON/OFFのパターンでその動作状態ををユーザーが目視により、確認し、より詳細な動作状態は,通信によるコマンド・レスポンスによって得られる。


センサー情報の採取仕様 
加速度センサーの参照電圧情報,加速度情報(X軸,Y軸,Z軸),加速度センサーの温度情報、ジャイロセンサ情報(X軸,Y軸,Z軸),そして方位センサの情報(X軸,Y軸),リアルタイム情報,(秒,分),(時間,週)を採取する

加速度センサとジャイロセンサは,100Hzで保存、方位センサは10Hzで保存,その他は,5Hzで保存する。
(温度,参照電圧,時間に関しては,重複した情報になっているが, メモリ仕様の都合上,1ページのバイト数256バイトの数にすっきり収まることを優先している。

 ADC_CNTは、タイマー管理ともリンクした,メモリ保存用のカウンタで,0〜19まで変化する。そのカウンタの値により3つのパターンのセンサ情報を収集し、バッファに集める。


SPIメモリへの転送保存 
STマイクロエレクトロニクス製のM25P64を使用。 これは、コード用であるが,シリアルフラッシュメモリで、転送速度,メモリ容量の要求仕様を満たすデバイス有り、今後もより大きな容量M25P128もシリーズ化されており,1個のスレーブデバイスでメモリ容量を満足することなどから,使いやすいSPIデバイスである。


サンプリングしたデータを109分13.4秒間、保存できる。 マスターであるH8のLow Power CPUで8MHzクロックで1MHzという高速で、データを書き込むことができる。 それでも256バイトのデータ量を転送し終わるのに2m秒強かかっており,ソフトのオーバーヘッドを加えると,2.1m秒は、データの書き込み転送にかかる。実際には,ページ書き込みは,最大5msecの書き込み終了時間を要すると仕様書では記載されているので,データ保存レートは,余裕を持って10m秒を最速と想定している。 これ以上の速度を必要とする場合は,CPU、メモリの両方をシステム構成から再構築が必要だ。 この処理時間が1/10になると,サンプリングレートの効率や,内部処理の柔軟性が向上


メモリの消去は,全体を消去,すなわち,すべてのメモリ空間を FF に書き換えることで,実施される。
64Mbitsのメモリをすべてリセットしなおすのに,70秒近い時間がかかる。 仕様書では,最大160秒をカウントし終われば,メモリ空間全体がリフレッシュされる。 デバイスの調子や,その他使用条件の異なる消去時間を費やす。
従って,効率良く動作させるには、リードステータスレジスタ命令を使って,メモリにその作業の最終時を知らせてもらう。l;