
ルネサスの場合
スーパーローパワーマイコンは,低電圧,低消費電力の特長をもつ汎用マイコンだ。
- 1.8V動作で電池の長寿命化に貢献
- 信頼と実績のフラッシュメモリ
- 世界最小クラスの待機時電流(0.5μA*/1.8V)
- 充実したサポート環境
- Tiny シリーズと共通の低コスト開発ツール
- Web での技術サポート
- 各種デモセット
*ウォッチモード(時計カウント動作時)Typ値
このような,キャッチで,ラグビーセンサを開発するとき,期待を持ったのは,電池での長寿命化,フラッシュメモリ、待機時電流であったが,作ってみると,待機時の電流の恩恵は上手く利用できていない。
開発担当者としては,Webでの技術サポートが充実していることが心強かった。が私の場合,初めてのH8の使用であったので,他のシリーズや各種デモセットなどは何ら関係ないのだ。 使用したいMPUでのサポートがどれだけ気楽に得れるかだ。
低消費電流コンセプト
- 低電圧動作 --> 電池寿命の限界まで動作し続ける1.8V動作製品
乾電池1個ではだめなわけで,二つ直列に必要なのです。 でも0.9Vは意味がある数値ですから,1.8VはOKですよ。 しかし,これは,1個の電池でも,昇圧することができるわけですから、1.8V以上にDC/DCを使用すると,実は,電圧でのアピールは誤解を生みます。 やはり,ここは、電池を意識しているのであれば、mAHの値を言うべきだよね。 電池の容量は,mAHです。 あるいは、 mWでお願いしたい。
- 待機電流の削減 --> 消費電流の大部分を占める待機状態の電流値を減らし,電池での長時間動作を可能。
ウオッチモード時の待機あって,常に計測し続けるシステムでは,何らかの待機時間が有効に利用できるかを検討する必要がある。 1kHzのADCの活躍が必要なシステムでは,MPUの1サイクル速度にも関係するが, 最適化は容易では無い。
- 発振安定時間の短縮 --> メインクロックの発振/停止を繰り返す度に消費する無駄な安定待ちの為の電流を削減。
待機から復帰するまでの時間が短縮されることは,システム適用を拡大する良いことだと思う。 割込みによるアクティブモードへの遷移の速さは重要である。
小型パッケージ TLP-85V 80ピンで7mm×7mmを採用しよう。

-- 低電圧・高機能・LCDマイコン --
機能概要
4~10MHz 2.7~3.6V
2~4.2MHz 1.8~3.6V
48KB / 2KB (FLASH*,MASK)
*Flasはデバッガ用のROM/RAM(4K/1K)を別に搭載
40KB / 2KB(MASK)
32KB / 1KB(MASK)
24KB / 1KB(MASK)
-外部割込み:5(IRQ),8(Wake-up)
-内部割込み:各周辺機能
-3レベル優先順位制御機能付き
- タイマ 16ビット×4チャンネル,RTC,WDT,14ビットPWM×2チャンネル
-TPU×2チャンネル(16ビット,汎用)
-タイマF(16ビット,インターバル,イベントカウンタ,アウトプットコンペア)
-AEC(16ビット,イベントカウンタ,インターバルPWM)
-WDT(内蔵発振回路付き,8ビットインターバルとしても利用可)
-14ビットPWM×2チャンネル
- SCI : SCI3 + IrDA ×1チャンネル(UART/同期/IrDA)
SCI3 × 1チャンネル(UART/同期)/IIC2×1チャンネル(IICバス/同期)
- A/D:逐次比較型10ビット×8チャンネル
- LCD:32SEG×4COM(3V定電圧昇降回路付き)
- パワーオンリセット回路(POR)

-- 高精度ΔΣ型A/D搭載・LCDマイコン --
機能概要
4~10MHz 2.7~3.6V
2~4.2MHz 1.8~3.6V
48KB / 2KB (FLASH*,MASK)
*Flasはデバッガ用のROM/RAM(4K/1K)を別に搭載
40KB / 2KB(MASK)
32KB / 1KB(MASK)
24KB / 1KB(MASK)
-外部割込み:5(IRQ),8(Wake-up)
-内部割込み:各周辺機能
-3レベル優先順位制御機能付き
- タイマ 16ビット×4チャンネル,RTC,WDT,14ビットPWM×2チャンネル
-TPU×2チャンネル(16ビット,汎用)
-タイマF(16ビット,インターバル,イベントカウンタ,アウトプットコンペア)
-AEC(16ビット,イベントカウンタ,インターバルPWM)
-WDT(内蔵発振回路付き,8ビットインターバルとしても利用可)
-14ビットPWM×2チャンネル
- SCI : SCI3 + IrDA ×1チャンネル(UART/同期/IrDA)
SCI3 × 1チャンネル(UART/同期)/IIC2×1チャンネル(IICバス/同期)
- A/D:逐次比較型10ビット×3チャンネル ΔΣA/D 14ビット×2チャンネル
- LCD:32SEG×4COM(3V定電圧昇降回路付き)
- パワーオンリセット回路(POR)

ローパワーマイコン AD変換
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