前ページに示したシステム図を説明する。センサのシステムは主に電源系,CPU系,センサ系,通信系に分かれる。
電源系は,入力として,外部電源供給ができるようにすることと,リチウムイオン電池での内部電源で、また3.0Vと3.3Vの2系統の供給とする。
3.0系は,センサ系,通信系に電源を供給する。 3.3Vは,CPU系のCPU自身のアナログ電源(ΔΣADC)に供給する。
CPU系はΔΣ型ADCを内部内蔵するCPU(H8/38086R)とシリアルフラッシュメモリ(M25P128)からなる。 CPUは,通信系で受け取ったコマンドによって,センサを運用する。
センサから送られて来る電圧データを内部の14ビット精度のΔΣ型ADCでA/D変化し、フラッシュメモリに書き込みを行い、データを保存する。
地磁気センサはHM55B(日立金属)を二つ、もしくは,AMI302(愛知製鋼)を使用する。AMI302を使用する場合は,3軸方向を,5ms以内に採取できるかを検討し,100Hz のデータ採取を目指す。
加速度センサは日立金属製からSTマイクロ製LIS3L06ALへの切り替えを検討する。
ジャイロセンサ(2軸ジャイロがソニーから入手できていない状況であること,消費電流では,どのメーカ品も優位性がまだ出ていないこと,エプソントヨコム製ゼロ点の安定性の優位性,そして角度測定範囲で,高感度型から広範囲型まで,要望に対応してもらえることから,今後もエプソントヨコム製のジャイロを使用する。
環境センサの湿度温度センサは,電池駆動なども考え,アプリケーションとしては狭まるが,5℃~60℃まで(センサの内部温度,環境湿度)を測定するためのものとする。 低温時は,電池の駆動時間が短くなるのでセンサの動作環境をモニターし,使用者側に動作時間が短縮する可能性を通知する。
通信系は送信機,受信機,そして,センサの動作状態を示す,LEDでのインジケータ,測定データの表示として,LCDが装着時には,加速度、角速度、方位,温湿度を表示する。 センサの単なる設定命令などではIrDA通信を,低サンプリングデータのときは、ワイヤレスでのデータの通信を用いる。 ワイヤレス通信にはZigBeeが有望であるが,基本は,微弱無線を使用し,ZigBeeは,ユーザ側での追加として,提供しない。

4-2. RugbySensor オリジナル仕様

RugbySensor2007 の仕様を継承する。 
但し,試合だけでなく,トレーニング仕様での使い勝手を向上させる。

パーソナルな使用として,仕様を距離,カロリー計算,を表示し,Web利用の自己管理を提供する

3.システム構成

4. 運用手順

4-3. 移動物体の解析

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4-4. 建物、構造物などの振動解析

ビル、 塔、 建設中の機材など、ゆれ、ねじれなど現象を計測し、対策を提案する。

4-1. AthleteSensor 仕様 

エレベータ、エスカレータ,などの移動機械の性能評価用データを提供する。

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